@article{oai:baika.repo.nii.ac.jp:00000247, author = {好田, 由佳 and 香山, 喜彦 and 矢澤, 郁美 and KODA, Yuka and KAYAMA, Yoshihiko and YAZAWA, Ikumi}, issue = {17}, journal = {梅花女子大学文化表現学部紀要, Baika Women's University Faculty of Cultural and Expression Studies Bulletin}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究では,セル・オートマトン(CA)により生成されたパターンを活用してテキスタイルデザインを作成し,CA パターンの美的価値と応用の可能性を探求することを目的とする.コロナ禍により,日本だけでなく世界中のファッション業界が大きな変革を迫られ,流通販売におけるデジタル化が現在急速に進んでおり,デザイン分野でのデジタル化も期待されている.また,ファッション業界におけるアパレル商品の廃棄は社会問題にもなっており,「サステナブルファッション」という言葉も頻繁に使用されるようになってきた.ファッション産業において,「デジタル化」と「サステナビリティ」の視点は喫緊の課題である.そこで本研究では,それらを解決する試みの一つとして,情報数理学分野のCA 理論を応用したデザインパターンを,ファッションデザイン分野におけるデジタルアート要素を備えたテキスタイルデザインに導入することで,新たにデジタルアート・ファッションデザイン分野を提唱するものである.また,ファッションにおけるデジタル化の視点だけではなく,サステナブルファッションの概念も取り入れることとした.中心課題であるCA パターンに関しては,デジタルアートデザインの成果をファッションデザインに活用した.また,デジタルアートと伝統文化の融合という視点から,和柄を連想させる青系のCAパターンを選定し,テキスタイルデザインへのプリント印刷と着物の仕立てについては外注した.テキスタイルデザイン生成およびプリント発注までは筆者らが行い,一部,デジタルパターン生成用ソフトウェアによるテキスタイルデザインの選定に関しては,アクティブラーニングとして学生が取り組み,その取扱い易さを実証した.結論として以下が挙げられる.1 点目として,ファッション業界のデジタル化の現状について,コロナ禍でEC サイトの利用率が高まり,ファッション業界のデジタル化は,流行発信の中心であるパリコレクションにおいても顕著に認められることを報告した.2 点目として,ファッションデザイン研究におけるサステナブルな衣服の創造の試みとして,CA パターンによるオリジナルデザインテキスタイルを活用し、愛着のもてる衣服制作を提案した.3 点目として,日本の伝統文化の一つである着物にCA パターンを用い,デジタルアート性を内包するファッションの美的価値の有効性を明らかにした.結果として,様々な分野に応用されているCA 理論を,ファッションデザイン分野にも活用できることが実証でき,デジタルアート・ファッションデザイン分野の可能性を示唆することができた.}, pages = {88--94}, title = {CAパターンを活用したデジタルアート・ファッションデザイン}, year = {2021} }